あなたは「後輩や部下を育たない」、「自分の仕事が忙しすぎる」などの悩みを持っていませんか?
これらの悩みを解決するための答えはズバリ「後輩や部下に仕事を任せる」ことです。
後輩や部下に仕事を任せることは、後輩や部下にとっては成長の機会になりますし、自分にとっては他の仕事をする時間を確保できるようになるので、お互いWIN-WINになれる有効な手段となります。
これはやらない手はありませんし、むしろお互いのためにもやらなければならないでしょう。
そこで今回は「部下に仕事を任せるコツ」についてご紹介します。
中堅や管理職の人など、後輩や部下を持つ皆さんのお役に立てるであろう内容ですので、ぜひご覧ください。
部下に任せる仕事を選定する
部下に仕事を任せるコツ①は、部下に任せる仕事を選定することです。
任せる仕事を選定せずに明らかに困難な仕事を任せてしまうと、任された部下はその仕事をやり切れなかったことで自信を無くしてしまう恐れがあります。
そのため、部下に任せる仕事は部下の経験や実力に応じて適切なものを選定するようにしましょう。
例えば、経験の浅い若手であればルーティーン型で作業を主とする仕事、一定程度経験を積んだ中堅であればマニュアル化されておらず思考力を要する仕事等、部下毎にやり切れるであろう仕事が良いでしょう。
現状より少し高いレベルの仕事を任せる
部下に仕事を任せるコツ②は、現状より少し高いレベルの仕事を任せることです。
上記のコツ①で”部下の経験や実力に応じて適切なものを選定”することをご紹介しましたが、これは任された部下が簡単に対応できるレベルという意味ではなく、現状より少し高いレベルという意味です。
部下は簡単に対応できるレベルの仕事ばかり任されても力を抜いてしまい、意欲を持って対応してくれなくなってしまう恐れがあります。
そのため、部下に任せる仕事は現状より少し高いレベルのものにしましょう。
余計な口出しをしない
部下に仕事を任せるコツ③は、余計な口出しをしないことです。
部下に仕事を任せるということは、部下に主体性を植え付けてやり切ろうとする力を引き出すことです。
部下から主体性を奪わないようにするためには、仕事を任せた側は余計な口出しをしてはいけません。
ただし、随時適切なアドバイスを送ることは必要になります。
このあたりのさじ加減は非常に難しくはなりますが、普段から部下の様子を伺い、部下が本当にアドバイスを必要としているタイミングを見極めて声を掛けるようにしましょう。
定例的にコミュニケーションを取る
部下に仕事を任せるコツ⑤は、定例的にコミュニケーションを取ることです。
部下が上司に相談/報告してこない場合、原因は何でしょうか?
“上司が忙しそうにしている”、”相談するためにも準備が必要で面倒くさい”、”悪い報告なので単準に気が引ける”等が考えられると思います。
このような原因で仮に悪い内容に関する部下からの相談/報告が遅れると、より被害が大きくなってしまいますし、取れる対応も限られてきます。
そういう事態を防ぐために、1週間や1日あたり1回の定例打合せを設定することは非常に有効な手段となります。
短時間でも良いので決まった日時に打合せを設定することで、部下も相談/報告ができやすくなりますし、上司も部下の状況がよく把握できるようになります。
部下をプロのビジネスマンとして扱う
部下に仕事を任せるコツ④は、部下をプロのビジネスマンとして扱うことです。
仮にあなたが部下に指示や命令を頻繁に繰り返して部下を自在に操ろうとしてしまうと、部下はやる気を削がれてしまい、積極的に動いてくれなくなってしまいます。
部下の主体性を引き出して積極的に動いてくれるように導くためには、部下をプロのビジネスマンとして扱って信頼することです。
部下は「自分は信頼されている、任されている」と感じれば、責任感が生まれ自然と持てる力を存分に発揮してくれるようになります。
本記事を読んで頂いた皆さんにはぜひ上記特徴を参考にして、より良い仕事や人生を実現するためのヒントやきっかけにして頂ければ幸いです。