あなたはこれまで相手からの無理なお願いに対してはっきりと断れなかったために損した経験はありませんか？
下手に強く拒絶してしまうと相手との関係を悪化させてしまいますし、かと言って安易に受け入れてしまうと「無理を言えば受け入れる都合のいい人だ」と思われてしまいます。
そのため、対処法として相手の感情を害さずにやんわりと断ることが必要になってきます。
そこで今回は「上手な断り方」についてご紹介します。
普段の生活の中で、もっと上手に断れるようになりたいと思われている方はぜひご覧ください。
上手な断り方の手順を実践する
上手な断り方①は、以下の上手な断り方の手順を実践することです。
●まずは謝罪する（最初に謝罪することで、相手のマイナス感情を緩和できる）
●断る意思を伝える（「できれば」など相手に期待を持たせる言葉は使わない）
●断る理由を伝える（相手が納得できる理由を簡潔に）
●代替案を提示する（ただ断るだけでは相手は拒絶されたと感じてしまう）
上記手順を実践することで、多くの場合は相手の気分を害さず上手に断ることが可能になるでしょう。
肯定的な表現を使う
上手な断り方②は、肯定的な表現を使うことです。
例えば、顧客から製品不具合による部品交換を要求された場合に「保証書を提示頂けないとご対応できません」と言うのではなく「保証書を提示頂ければご対応できます」というように肯定的な表現を使うと、相手の印象を緩和することができます。
「～できません」という言い方は相手からするときつい表現ですが、「～できます」という肯定的な表現を使うことで、かなり柔らかい表現にすることができます。
心から誠意を尽くす
上手な断り方③は、心から誠意を尽くすことです。
人は表面上をどんなに取り繕っても、内心思っていることがちょっとした表情やしぐさで相手に伝わってしまうため、何かを断る時は表面上だけではなくが大事になります。
具体的には断ることを本当に心から申し訳無いと思い、謝罪や説明を面倒くさがらず丁寧に行って相手のことを思いやって対応するということです。
断られたことに相手も最初は少なからず不満に思うでしょうが、あなたが誠意ある対応をすることで最終的には受け入れてくれやすくなります。
嫌われる勇気を持つ
上手な断り方④は、嫌われる勇気を持つことです。
人は多かれ少なかれ「人から嫌われたくない」という気持ちを持っているものです。
しかし、断ることで少なからず相手の心の中にマイナス感情が生まれてしまうことは仕方のないことであるため、ある程度割り切りが必要になります。
そもそも世の中には多種多様な性格や考え方の人間がいるため、誰からも好かれることなど不可能です。
誠意は尽くした上で、勇気を持って断りましょう。
以上の方法を駆使し、無理なお願いをされたとしても簡単に受け入れるのではなく上手に断ることで日々の仕事や生活に活かして頂ければ幸いです。
